カルノーサイクルと PV/TS 線図
2つの等温過程と2つの断熱過程からなる理想サイクル。PV線図が囲む面積=正味の仕事、効率は η = 1 − Tc/Th で決まります。
600 K
300 K
2.00
PV線図の角 ①②③④ をドラッグしても Th・Tc・体積比を変えられます。
高温 Th
—
低温 Tc
—
吸熱 Qh
—
放熱 Qc
—
正味の仕事 W
—
効率 η = 1−Tc/Th
—
PV 線図(囲む面積 = 正味の仕事 W / 角をドラッグ)
TS 線図(長方形 = Th・Tc と ΔS で決まる)
カルノーサイクルは、温度 Th の高温源と温度 Tc の低温源の間で働く、もっとも効率のよい理想的な熱機関です。
等温膨張(①→②)→ 断熱膨張(②→③)→ 等温圧縮(③→④)→ 断熱圧縮(④→①) の4過程をぐるりと一周します。
PV 線図で囲まれた面積が正味の仕事 W、TS 線図では長方形の面積が W になります。 効率は温度だけで決まり
PV 線図で囲まれた面積が正味の仕事 W、TS 線図では長方形の面積が W になります。 効率は温度だけで決まり
η = 1 − Tc/Th。Th を上げるか Tc を下げると効率が上がることを、図を動かして確かめましょう。
いま何が起きている?
ここがポイント
- 等温過程は曲線、断熱過程はより急な曲線 ── 断熱は
PVᵞ = 一定で等温PV = 一定より急に落ちる。 - PV 線図の囲む面積 = 正味の仕事 W ── 一周して気体が外にする正味の仕事。
- TS 線図では長方形 ── 縦 (Th − Tc)、横 ΔS の長方形面積が W、吸熱 Qh = Th·ΔS。
- 効率は温度比だけで決まる
η = 1 − Tc/Th── 体積比を変えても W は変わるが η は不変。Tc → 0 で η → 1。