ボード線図(ゲインと位相)
伝達関数のゲイン[dB]と位相[deg]を周波数ごとに。折れ点と余裕を読む。
伝達関数の型
2.0
0.50
ゲイン交差 ωgc(|G|=0dB)
—
位相余裕 PM
—
位相交差 ωpc(∠=−180°)
—
ゲイン余裕 GM
—
—
上段:ゲイン 20·log₁₀|G(jω)| [dB] / 下段:位相 ∠G(jω) [deg]。横軸は log₁₀ ω(対数スケール)。
厳密ゲイン / 位相
折れ線近似(漸近線)
折れ点 ω
ゲイン交差 ωgc
ボード線図は、伝達関数
一次系 K/(1+sτ) は折れ点
スライダーで形を変え、折れ点・傾き・位相余裕/ゲイン余裕がどう動くか確かめましょう。
G(s) に s = jω を代入し、各周波数 ω での
振幅 |G(jω)| をデシベル(20·log₁₀|G|)で、位相 ∠G(jω) を度で、横軸 log ω に対して描いた 2 枚のグラフです。一次系 K/(1+sτ) は折れ点
ω=1/τ から傾きが −20 dB/dec に落ち、位相は 0°→−90° へ。
二次系 K·ωn²/(s²+2ζωn·s+ωn²) は ω=ωn で折れ、ζ が小さいと 共振ピークが立ち、位相は 0°→−180° へ回ります。スライダーで形を変え、折れ点・傾き・位相余裕/ゲイン余裕がどう動くか確かめましょう。
いま何が起きている?
ここがポイント
- 折れ点(コーナー周波数) ── 一次は
ω=1/τ、二次はω=ωn。ここを境にゲインの傾きと位相が大きく変わる。 - 傾き −20 dB/dec の意味 ── 極が 1 個増えるごとにゲインは 10 倍の周波数で 1/10(−20dB)。一次は折れ点以降ずっと −20、二次は −40 dB/dec。
- 共振ピーク ── 二次系で
ζ<0.707だとω≈ωn√(1−2ζ²)に山ができる。ζ が小さいほど鋭い(振動しやすい)。 - 位相余裕 PM・ゲイン余裕 GM ── ωgc(0dB 点)の位相が −180° からどれだけ余っているかが PM、ωpc(−180° 点)でゲインが 0dB からどれだけ下にあるかが GM。大きいほど安定で余裕がある。