量子化:ビット数を削ると失われる
連続した波形を有限ビットの段階値に丸める「量子化」。ビット数を削ると 2^b 段の階段が粗くなり、量子化誤差(非可逆な損失)が増えます。
3 bit
2
0.90
量子化レベル数 2^b
—
1段の幅 Δ(刻み)
—
量子化誤差 RMS(実測)
—
信号雑音比 SQNR ≈ 6.02b
—
量子化レベル(信号は 2^b 段の値だけに丸められる)
波形:元(灰)と量子化後の階段(青)/赤=量子化誤差
音や画像のもとの信号は連続値(無限の精度)ですが、デジタルで保存するには有限のビットで表すしかありません。
b ビットなら表せる値は
丸めで生じるズレが量子化誤差で、これは捨てられて二度と戻らない非可逆な損失です。1段の幅
スライダーで b を減らすと、階段が粗くなり青い量子化波形が元の波(灰)からどんどん離れていく様子を確かめましょう。
2^b 段だけ。連続値を一番近い段に丸めるのが量子化です。丸めで生じるズレが量子化誤差で、これは捨てられて二度と戻らない非可逆な損失です。1段の幅
Δ = 全幅 / 2^b が大きいほど誤差も大きくなります。スライダーで b を減らすと、階段が粗くなり青い量子化波形が元の波(灰)からどんどん離れていく様子を確かめましょう。
いま何が起きている?
ここがポイント
- b ビット → 2^b 段 ── 1ビット増えるごとに段数は2倍、刻み Δ は半分になる。
- 量子化誤差は非可逆 ── 一番近い段に丸めた時点で、元の連続値との差は永久に失われる(不可逆圧縮の核心)。
- 誤差の大きさは刻み Δ で決まり、おおよそ
±Δ/2の範囲に収まる ── 段が粗いほど誤差が大きい。 - 1ビット増やすと品質(SQNR)は約 6 dB 改善 ──
SQNR ≈ 6.02·b [dB]。容量と品質はトレードオフ。