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食塩水の量の入れ替えとてんびん算
須磨学園中学校(2025年度 第2回 第7問)を題材に、量の比が入れ替わったときの濃度の動きを可視化する
📋 問題(須磨学園中 2025年 第2回 大問1(7))
濃度のわからない食塩水 A 80g と、8% の食塩水 B 120g を混ぜます。次に A と B の量を入れ替えて(A を 120g、B を 80g)混ぜると、前より 1% 濃い食塩水になりました。食塩水 A の濃度は何 % ですか。
%
解き方のポイント:
混ぜる量を「A: 80g, B: 120g」から「A: 120g, B: 80g」に入れ替えると、食塩水 A の量が増えた分、濃度は A の濃度に近づきます。
てんびん図における腕の長さ(濃度差)の比は、混ぜる重さの逆比になります。
スライダーで A の濃度を動かして、2つの混合濃度の差がちょうど 1.0% になる点を探してみましょう。
混ぜる量を「A: 80g, B: 120g」から「A: 120g, B: 80g」に入れ替えると、食塩水 A の量が増えた分、濃度は A の濃度に近づきます。
てんびん図における腕の長さ(濃度差)の比は、混ぜる重さの逆比になります。
スライダーで A の濃度を動かして、2つの混合濃度の差がちょうど 1.0% になる点を探してみましょう。
🧪 連動てんびんシミュレーター
10.0%
Aを動かすと2つのてんびんがリアルタイムに変化します
💡 いま何が起きている?
📐 てんびん算による詳しい解説
てんびん算では、食塩水の重さを皿の重さ、濃度を軸の位置として、モーメント(重さ × 腕の長さ)が釣り合う位置が「混ぜた後の濃度」になります。
① 混ぜる量の比とてんびんの腕の比:
・ケース1:A を 80g、B を 120g 混ぜたとき。
重さの比は A : B = 80 : 120 = 2 : 3。
よって、てんびんが釣り合う支点(混合濃度1)から両端への距離(腕の比)は、逆比の 3 : 2 になります。
・ケース2:A を 120g、B を 80g 混ぜたとき(入れ替え後)。
重さの比は A : B = 120 : 80 = 3 : 2。
よって、てんびんが釣り合う支点(混合濃度2)からの腕の比は、逆比の 2 : 3 になります。
② 支点の移動と濃度の差:
食塩水 B の濃度は 8% 固定です。
A と B の濃度差(てんびん全体の長さ)を ⑤ とおきます。
・ケース1の支点は、B(8%) から A に向かって 2/5(②)進んだ位置にあります。
(検算: (80×A + 120×8)/200 から B=8 を引くと 80(A−8)/200 = 2(A−8)/5 )
・ケース2の支点は、B(8%) から A に向かって 3/5(③)進んだ位置にあります。
(検算: (120×A + 80×8)/200 から B=8 を引くと 120(A−8)/200 = 3(A−8)/5 )
ケース2はケース1よりも A 側に多く寄っているため、「前(ケース1)より 1% 濃い」ということは、支点間の距離が 1.0% であることを意味します。
てんびんの全体の長さを ⑤ とすると、支点間の距離は ③ − ② = ① に相当します。
この ① が 1.0% にあたるため、てんびん全体の長さ ⑤(A と B の濃度差)は:
1.0% × 5 = 5.0% と分かります。
③ 食塩水 A の濃度を求める:
・ケース2の方がケース1より「濃くなった(濃度が上がった)」ということは、食塩水 A の方が B(8%) より濃いということです。(もし A が B より薄ければ、A を増やしたケース2は薄くなるはずです)
・したがって、A の濃度は B よりも 5% 高くなります:
8% + 5% = 13%。
(※仮に A が B より薄い場合、A = 8 − 5 = 3% になりますが、この場合はケース2の方がケース1より 1% 薄くなり矛盾します)
① 混ぜる量の比とてんびんの腕の比:
・ケース1:A を 80g、B を 120g 混ぜたとき。
重さの比は A : B = 80 : 120 = 2 : 3。
よって、てんびんが釣り合う支点(混合濃度1)から両端への距離(腕の比)は、逆比の 3 : 2 になります。
・ケース2:A を 120g、B を 80g 混ぜたとき(入れ替え後)。
重さの比は A : B = 120 : 80 = 3 : 2。
よって、てんびんが釣り合う支点(混合濃度2)からの腕の比は、逆比の 2 : 3 になります。
② 支点の移動と濃度の差:
食塩水 B の濃度は 8% 固定です。
A と B の濃度差(てんびん全体の長さ)を ⑤ とおきます。
・ケース1の支点は、B(8%) から A に向かって 2/5(②)進んだ位置にあります。
(検算: (80×A + 120×8)/200 から B=8 を引くと 80(A−8)/200 = 2(A−8)/5 )
・ケース2の支点は、B(8%) から A に向かって 3/5(③)進んだ位置にあります。
(検算: (120×A + 80×8)/200 から B=8 を引くと 120(A−8)/200 = 3(A−8)/5 )
ケース2はケース1よりも A 側に多く寄っているため、「前(ケース1)より 1% 濃い」ということは、支点間の距離が 1.0% であることを意味します。
てんびんの全体の長さを ⑤ とすると、支点間の距離は ③ − ② = ① に相当します。
この ① が 1.0% にあたるため、てんびん全体の長さ ⑤(A と B の濃度差)は:
1.0% × 5 = 5.0% と分かります。
③ 食塩水 A の濃度を求める:
・ケース2の方がケース1より「濃くなった(濃度が上がった)」ということは、食塩水 A の方が B(8%) より濃いということです。(もし A が B より薄ければ、A を増やしたケース2は薄くなるはずです)
・したがって、A の濃度は B よりも 5% 高くなります:
8% + 5% = 13%。
(※仮に A が B より薄い場合、A = 8 − 5 = 3% になりますが、この場合はケース2の方がケース1より 1% 薄くなり矛盾します)
まとめ:てんびん算の極意
- 重さの逆比が腕の比になる: 混ぜる量の比が X:Y なら、目標濃度(支点)からの距離の比は Y:X になる。
- 全体を「①」や「⑤」でおく: 濃度差の全体比を 5 とおくと、入れ替えたときのズレが ③ − ② = ① となり、暗算で濃度差を求められます。
- 濃淡の方向性を論理的に確認する: 「Aを増やして濃くなった」=「AはBより濃い」という論理チェックを必ず行いましょう。