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正方形が長方形を通過するときの重なり面積
浅野中学校 2025年度 大問2:図形の平行移動と重なり面積の変化
📐 問題
1 辺 4 cm の正方形 P が、縦 3 cm・横 5 cm の長方形 Q(固定)の左外に置かれています。P を直線上を右へ毎秒 1 cm で平行移動させ、Q を通り抜けさせます。スタート時、P の右端と Q の左端のすき間は 2 cm です。
(1) 重なり面積のグラフが折れ曲がる時刻 ア・イ・ウ・エ は、それぞれ何秒後ですか。
(2) 重なり面積が 10 cm² になるのは出発から何秒後ですか。2 つとも答えなさい。
(3) 重なり面積が最大になるとき、その面積は何 cm² ですか。
(1) 重なり面積のグラフが折れ曲がる時刻 ア・イ・ウ・エ は、それぞれ何秒後ですか。
(2) 重なり面積が 10 cm² になるのは出発から何秒後ですか。2 つとも答えなさい。
(3) 重なり面積が最大になるとき、その面積は何 cm² ですか。
cm²
下にスクロールして解説とシミュレーションを見ていきましょう
ステップ 1
動かして確かめる(スライダー)
設定の確認
長方形 Q(青・縦 3 cm/横 5 cm)は固定。正方形 P(オレンジ・1辺 4 cm)が右へ毎秒 1 cm 動きます。
P の縦(4 cm)は Q の縦(3 cm)より高いので、重なりの縦は常に 3 cm(Q の高さで頭打ち)です。
重なっている部分は紫色で表示されます。
長方形 Q(青・縦 3 cm/横 5 cm)は固定。正方形 P(オレンジ・1辺 4 cm)が右へ毎秒 1 cm 動きます。
P の縦(4 cm)は Q の縦(3 cm)より高いので、重なりの縦は常に 3 cm(Q の高さで頭打ち)です。
重なっている部分は紫色で表示されます。
スライダーを動かして、時間とともに重なり面積がどう変わるか観察しましょう。
出発時、P の右端は Q の左端より 2 cm 左にあります。2 秒後に P が Q に追いついて重なりが始まります。
出発時、P の右端は Q の左端より 2 cm 左にあります。2 秒後に P が Q に追いついて重なりが始まります。
t = 0 秒
※スライダーで 0〜13 秒の変化を確認できます
ステップ 2
面積のグラフを描く
横軸を時間(秒)、縦軸を重なり面積(cm²)としてグラフに描きます。
スライダーと連動して、現在の時刻が青い縦線で、現在の面積が緑の点で示されます。
グラフの形に注目しましょう:右上がり → 水平 → 右下がり の台形になります。折れ点が ア・イ・ウ・エ です。
スライダーと連動して、現在の時刻が青い縦線で、現在の面積が緑の点で示されます。
グラフの形に注目しましょう:右上がり → 水平 → 右下がり の台形になります。折れ点が ア・イ・ウ・エ です。
※ ステップ 1 のスライダーと連動しています
ステップ 3
3 つのフェーズに分けて計算する
P が移動するにつれ、重なり方が 3 段階に変わります。重なりの縦は 常に 3 cm(Q の高さ)なので、面積 = 重なりの横 × 3 です。重なり始めてからの経過を t′ = t − 2 秒とおきます。
フェーズ 1(t = 2 〜 6 秒):P が Q に入り始める
重なりの横は t′ cm(最大は P の横 4 cm)。
重なりの横が 4 cm になるのは t′ = 4、すなわち t = 6 秒(イ)。
フェーズ 2(t = 6 〜 7 秒):P が Q の中を通り抜ける
P の横 4 cm が Q の横 5 cm より 1 cm 短いので、重なりの横は 4 cm のまま 1 秒間続きます。
最大が終わるのは t = 7 秒(ウ)。
フェーズ 3(t = 7 〜 11 秒):P が Q から出ていく
残りの重なりの横は(11 − t)cm。
重なりが終わるのは t = 11 秒(エ)。
(1) の答え: ア = 2 秒後、イ = 6 秒後、ウ = 7 秒後、エ = 11 秒後。
(2) の答え: 面積 10 cm² は 増える側 3 ×(t − 2)= 10 → t = 2 + 10⁄3 = 5 と 1⁄3 秒後、減る側 3 ×(11 − t)= 10 → t = 11 − 10⁄3 = 7 と 2⁄3 秒後。
(3) の答え: t = 6 秒〜7 秒の間が最大で、面積 = 12 cm²。
フェーズ 1(t = 2 〜 6 秒):P が Q に入り始める
重なりの横は t′ cm(最大は P の横 4 cm)。
面積 = 3 × t′ = 3 ×(t − 2)(cm²)重なりの横が 4 cm になるのは t′ = 4、すなわち t = 6 秒(イ)。
フェーズ 2(t = 6 〜 7 秒):P が Q の中を通り抜ける
P の横 4 cm が Q の横 5 cm より 1 cm 短いので、重なりの横は 4 cm のまま 1 秒間続きます。
面積 = 3 × 4 = 12(cm²)← 最大値最大が終わるのは t = 7 秒(ウ)。
フェーズ 3(t = 7 〜 11 秒):P が Q から出ていく
残りの重なりの横は(11 − t)cm。
面積 = 3 ×(11 − t)(cm²)重なりが終わるのは t = 11 秒(エ)。
(1) の答え: ア = 2 秒後、イ = 6 秒後、ウ = 7 秒後、エ = 11 秒後。
(2) の答え: 面積 10 cm² は 増える側 3 ×(t − 2)= 10 → t = 2 + 10⁄3 = 5 と 1⁄3 秒後、減る側 3 ×(11 − t)= 10 → t = 11 − 10⁄3 = 7 と 2⁄3 秒後。
(3) の答え: t = 6 秒〜7 秒の間が最大で、面積 = 12 cm²。
解法のポイント
- 縦は低いほうで頭打ち:P の縦 4 cm > Q の縦 3 cm なので、重なりの縦は常に Q の高さ 3 cm。面積 = 3 × 重なりの横、という単純な式になります。2 つの図形の高さが違うときは「低いほう」が重なりの高さです。
- フェーズ分けが鍵:「入り始め」「中を通過(一定)」「出始め」の 3 段階に分けます。フェーズ 2 が一定なのは、P の横 4 cm が Q の横 5 cm より 1 cm 短いため。この差(1 cm)が最大の続く時間(1 秒)を決めます。
- グラフの形は台形:面積のグラフは「上がる・一定・下がる」の台形。上がりと下がりの傾きはどちらも 1 秒あたり 3 cm² なので、同じ面積になる時刻は最大の前後に 2 つあります(例:10 cm² は 5⅓ 秒後と 7⅔ 秒後)。