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通過算(2本の橋から電車の長さ)
久留米大学附設中学校(2023年度 大問1(2))の過去問をステップごとに動かして紐解く
🎒 問題(久留米大学附設中学校 2023年度 大問1(2))
一定の速さで走る電車があります。長さ 120 m の橋では、先頭が渡り始めてから最後尾が渡り終えるまでに 10 秒かかりました。同じ電車が長さ 400 m の橋では、同様に 24 秒かかりました。電車の長さは何 m ですか。
⬇ 下にスクロールして解説とシミュレーションを見ていきましょう
ステップ 1
電車が橋を「渡り終わる」とは何メートル進むこと?
「先頭が渡り始め」から「最後部が渡り終わる」までのイメージを確認しましょう。
・渡り始め:電車の先頭が橋の左端に達した瞬間
・渡り終わり:電車の最後部が橋の右端を通り過ぎた瞬間
この間に電車(先頭)が進む距離は 橋の長さ + 電車自身の長さ です。同じ電車が、長さの違う 2 本の橋を渡ります。スライダーで先頭の進む距離が「橋+電車」になることを確かめましょう。
・渡り始め:電車の先頭が橋の左端に達した瞬間
・渡り終わり:電車の最後部が橋の右端を通り過ぎた瞬間
この間に電車(先頭)が進む距離は 橋の長さ + 電車自身の長さ です。同じ電車が、長さの違う 2 本の橋を渡ります。スライダーで先頭の進む距離が「橋+電車」になることを確かめましょう。
0.0 秒
橋①:10 秒で 橋120m+電車80m を渡り終わります
ステップ 2
2本の橋の「差」から速さを求める
電車の長さはどちらの橋でも同じです。だから、橋①で進む距離(橋①+電車)と橋②で進む距離(橋②+電車)を引き算すると、電車の長さが消えて、橋の長さの差だけが残ります:
この 280 m を進むのにかかる時間の差は 24 - 10 = 14 秒。だから速さは:
下の図で、2 本の橋を同じ時間軸(24秒)で並べて動かし、差の 280m が 14 秒ぶんに当たることを確認しましょう。
(400 + 電車)-(120 + 電車)= 400 - 120 = 280 mこの 280 m を進むのにかかる時間の差は 24 - 10 = 14 秒。だから速さは:
速さ = 280 m ÷ 14 秒 = 秒速 20 m下の図で、2 本の橋を同じ時間軸(24秒)で並べて動かし、差の 280m が 14 秒ぶんに当たることを確認しましょう。
0.0 秒
差 280m ÷ 14秒 = 秒速 20m(時速 72km)
ステップ 3
速さを使って電車の長さを求める
秒速 20 m が分かったので、橋①に戻ります。橋①は 10 秒で渡り終わるので、その間に電車(先頭)が進む距離は:
この 200 m が「橋①の 120m + 電車の長さ」なので:
検算:橋②は(400 + 80)÷ 20 = 480 ÷ 20 = 24 秒 となり、問題の条件にぴったり合います。
(秒速 20m を時速に直すと、20 × 3.6 = 時速 72km です。)
20 m/秒 × 10 秒 = 200 mこの 200 m が「橋①の 120m + 電車の長さ」なので:
電車の長さ = 200 - 120 = 80 m検算:橋②は(400 + 80)÷ 20 = 480 ÷ 20 = 24 秒 となり、問題の条件にぴったり合います。
(秒速 20m を時速に直すと、20 × 3.6 = 時速 72km です。)
💡 算数解法のポイント
- 通過距離=橋+電車:「先頭が渡り始め〜最後部が渡り終わり」で先頭が進む距離は「橋の長さ + 電車の長さ」。橋①では 120+電車、橋②では 400+電車です。
- 差をとると電車の長さが消える:2 本の距離を引くと電車の長さが打ち消され、橋の差 400-120=280m が、時間の差 24-10=14 秒に対応。速さ = 280÷14 = 秒速 20m とまず速さが出せます。
- 速さから長さへ:橋①の通過距離 = 20×10 = 200m = 120 + 電車。よって電車の長さ = 200-120 = 80m。検算で橋②も (400+80)÷20 = 24 秒と一致します。