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正三角形の転がり移動と折り返し(桜蔭中 2024)
正三角形を正方形の内側・外側で転がし、辺で折り返す。点Cがえがく曲線で囲まれた図形の面積を、アニメーションで求める。
📐 問題(桜蔭中 2024年度 大問3)
1辺 1cm の正三角形 ABC と、1辺 3cm の正方形 PQRT があります。正三角形を図の (い) に置きます(A が P に重なり、C は辺 TP 上)。
正方形の 内側をすべらずに転がして (う)、辺 PQ で折り返して (え)、外側を転がして (お)、辺 RQ で折り返して (か)、再び 内側を転がして (き)、同様に折り返して (く)、外側を転がして (け) まで動かします。
このとき 点 C がえがく曲線で囲まれる図形の面積を求めなさい。
正方形の 内側をすべらずに転がして (う)、辺 PQ で折り返して (え)、外側を転がして (お)、辺 RQ で折り返して (か)、再び 内側を転がして (き)、同様に折り返して (く)、外側を転がして (け) まで動かします。
このとき 点 C がえがく曲線で囲まれる図形の面積を求めなさい。
正三角形ABCは(い)から出発し、青い矢印の向き(反時計回り)に転がる。(い)〜(け)は各段階での位置。
cm²
🎬 転がり&折り返しアニメーション
① 内側を転がす(い → う)
青い三角形=正三角形ABC / 赤い点C・赤い線=点Cの軌跡 / 折り返しの軸上に点Cが来るので、折り返しでは点Cは動きません。
🧩 面積の求め方(ピースを動かす)
雲形のはみ出した部分を おうぎ形(緑・橙) と 正三角形(青・1辺1cm=転がった正三角形ABCと合同) に切り分け、へこんだ部分(点線)へパズルのように動かします。ぴったりはまって 1辺3cmの正方形+半径1cmの半円2つ(黄) になります。各へこみは「120°おうぎ形+正三角形+30°おうぎ形」でちょうど埋まります。
面積 = (正方形)+(半円2つ)= 3×3 + 1×1×3.14
= 9 + 3.14 = 12.14 cm²
💡 解き方のポイント
- 転がりは半径1cmの弧:正三角形は頂点を中心に回転するので、点Cは「Cでない頂点を中心とした半径1cm(=1辺)の弧」をえがきます。
- 折り返しでCは動かない:折り返しの軸(PQ・RQ・RT)の上にちょうど点Cが来るため、折り返しても点Cの位置は変わりません。だから軌跡は1本の閉じた曲線になります。
- 角を回るときは大きな弧:正方形の角を外側で回るとき、点Cは210°もの大きな弧をえがき、これが雲形の2つの大きなふくらみになります。
- 組みかえて 9 + 3.14:雲形は「3×3の正方形」+「半径1cmの半円2つ」。よって面積は 12.14 cm²。